野球肘

野球肘とは

症状

投球動作の繰り返しにより、投球側の肘に痛みを感じます。
痛みは、投球時や投球後に出現します。
肘の曲げ伸ばしで痛みを感じる事もあり、肘が動かしにくく感じる事もあります。

原因・病態

繰り返しの投球動作が原因と言われています。
それ以外に、不良な投球動作により、肘にストレスが集中している場合があります。
投球動作では投球時、投球側の肘を外に捻る力がかかります。
野球肘には、損傷部位により型があります。

内側型
野球肘で最も多く診られるのが内側型です。
投球時にかかる、肘を外側に捻る力により肘の内側にある靭帯や軟骨損傷により起きる障害です。
年齢により、損傷部位が異なることがあり
13 ~ 16歳頃の成長期では、軟骨損傷
17歳以上では、靭帯損傷を認める事が多いです。
外側型
小学生頃の野球肘では、全体の約30%はこの外側型が診られています。
投球時にかかる、肘を外側に捻る力により上腕骨と橈骨(前腕の骨)で衝突を起こし、骨・軟骨が損傷します。
この型は、離断性骨軟骨炎とも呼ばれます。
発症が成長期に起きる事が多く、また骨の損傷という事で、早期発見・早期治療がとても大切になり、痛みを我慢し治療しないで放置しておくと将来的に、骨の変形やそれに伴う可動域制限を残してしまう事があります。
後方型
肘の後方には、上腕三頭筋と呼ばれる肘を伸ばす筋肉があり前腕の骨(尺骨の肘頭)に付着しています。
投球動作では、肘の曲げ伸ばし運動が起き、ボールリリース(ボールが手から離れる)の際に、肘を強く伸展します(伸ばされます)。
その際に、上腕骨と尺骨(前腕の骨)で衝突、あるいは上腕三頭筋の強い牽引力(引っ張る力)により、炎症や骨の損傷を引き起こします。

診断

骨の損傷の可能性があるので、レントゲンにて骨の状態を確認します。
しかし成長期の場合は、骨が成長しきっておらず、レントゲンでは損傷を確認できない場合があります。
ですので、エコーを使った診断を行います。
症状がハッキリしているにも関わらず、画像等で所見が確認できない場合には、MRIを勧める事があります。

リハビリテーションの紹介

症状によって、投球禁止・安静を指示します。 肘やその周囲(肩や手など)の状態や投球フォームなど、全身の状態を確認した上で、それぞれの患者さんに合わせた治療プランをご提案致します。
痛みや症状が強い場合は、患部の安静を優先し、患部外の治療(体幹・股関節)コンディショニングを行います。

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